ご逝去から49日(四十九日)までの豆知識
葬儀後の挨拶回りなど、葬儀後の流れと必要な手続き
葬儀後の流れ

無事にお葬式を終えたあとにも、喪主や御遺族の方にはやるべきことがたくさんあります。すべての法要をつつがなく終わらせるため、今回は葬儀後の流れや清算等の手続きをご紹介します。やるべきことを漏れ無く終えられるよう、事前にチェックリストを作成し活用することをおすすめします。
葬式当日
【1】自宅の後飾り祭壇に遺骨を安置する 後飾り祭壇とは、火葬を終えた遺骨と位牌を安置する祭壇です。一般的には小机や箱を二段か三段積み、白い布を被せ小祭壇を作成します。現在では葬儀社が設置してくれる場合もあるようです。後飾り祭壇には遺骨と一緒にお位牌、線香、御遺影、お花、供物を配置します。
【2】お香典の整理 お香典の整理は素早く終えるようにしましょう。香典返しのことも考慮しつつ名簿もきちんと整理する必要があります。ご芳名帳からお名前やご住所が漏れていたり、お香典帳とお香典の金額が合わなかったりする場合もありますので、注意深くおこなってください。
翌日~一週間
【1】挨拶回り 挨拶回りは葬儀の翌日か翌々日、遅くても初七日までには済ませます。葬儀でお世話になった近所の方や世話役、自治会、寺院、故人の勤務先などに、可能な限り早く伺いましょう。遠隔地にお住まいであるなどの理由から訪問が困難な場合は、お電話やお手紙でお礼を申し上げます。
告別式に来ていただいた会葬者の方全員に挨拶回りをする必要はありませんが、ハガキや電話でお礼を申し上げることがマナーです。直接お会いしたときに、改めて感謝の気持ちを伝えましょう。
挨拶回りは喪主と遺族一人の二人で回ります。長居せず早めに引き上げることが礼儀です。通例として服装は略喪服ですが、葬儀から二、三日経過している場合は地味な平服でも構いません。必要だと思われる場合は、お礼の気持ちとして菓子折りなどを持参してください。
【2】葬儀社と病院への清算 葬儀社への清算と共に、故人が入院していた病院の清算も忘れてはなりません。葬儀社へは当日から一週間程度の余裕を持って支払う場合が多いようです。クレジットカードでの支払いや生命保険料が支払われてからの精算を受け付けている葬儀社もありますので、事前に葬儀社に確認しておくと良いでしょう。
【3】初七日法要の準備 初七日とは死後七日目に行う法要のことです。故人が三途の川に辿り着く日が死後七日目とされ、激流ではなく緩やかな流れの川を渡ることができるように祈りを込めて行います。最近は葬家の負担を減らすため、また、再び親族が一堂に会するのが困難であるために、葬儀当日に初七日法要を繰り上げて営むことが増えています。
【4】遺品の整理 遺族と故人が同居していた場合の遺品整理はそれほど困難ではありませんが、故人が遺族と離れて住んでいた場合、遺品の整理に時間がかかります。賃貸であれば部屋の契約解除や遺品の郵送、室内の清掃をおこなう必要があります。
このとき遺言書の有無について、必ず確認してください。故人の遺志を尊重しながら、遺産分割や死後の手続きを進めるためにも遺言書の有無はとても重要です。
一週間~四十九日
【1】お仏壇の手配 仏壇を置く場所と部屋を決め、ある程度のイメージを持って仏壇店に行くことをおすすめします。お仏壇と共に位牌や本尊などを一緒に揃えることが一般的です。自分の家の宗派により揃えるべき仏具が変わるため、事前に調べておく必要があります。
【2】お墓の手配 まずは遺骨を納める場所を決めます。お墓がある場合は、継承するための名義変更を行う必要があります。お墓がない場合は新たに霊園を探し、石材店へ連絡しましょう。永代供養を行う納骨堂、散骨などの自然葬という選択肢もあります。
【3】四十九日法要の日程を決める 正式には四十九日ちょうどに行う法要ですが、御遺族が集まりやすい日程にすることが多いです。平日に集まることが難しい場合が多いため、実際には四十九日直前の土日に営まれることが一般的です。四十九日法要の前倒しは可能ですが、四十九日を過ぎることは避けてください。また、四十九日法要を三ヶ月に亘っておこなう「三月跨」は敬遠される風習があります。日程を決めた後は、会場の手配、参加者へ案内状の送付、香典返しの手配を行いましょう。
おわりに
お葬式(通夜から告別式にいたるまで)の流れをおおまかに把握した後、細かい行動を確認し、その行動に伴うマナーを知りましょう。頻繁に使用する知識ではありませんが、一般常識として正しいマナーと流れを把握しておきましょう。
こちらで紹介している項目が必ず正しいというものではございませんのでご注意ください。
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